「高幡不動尊献茶式の添釜に参加して」


平成19年5月2日、茶道裏千家淡交会の定例行事として 鵬雲斎大宗匠による高幡不動尊献茶式が行われました。 その添釜として濃茶席1、薄茶席1、立礼席1がもたれましたが、 不肖私も、支部長席の薄茶のお手伝いに参加させて頂きました。 下欄は、その記念スナップです。

薄茶席、 鵬雲斎大宗匠

薄茶席は東京第八東支部担当で大広間、一席50名で十二席、行はれました
(大宗匠をはじめ、お客様は主に関東第一地区の方々のご来席のようであった)




床の「壺中佳有山水」は、 壺中自有佳山水(壺中自ずから佳き山水有り) 続いて(終に重ねて五老峰尋ねず)とあり、大燈国師語録からのお言葉 かと思いますが、「壺中佳有山水」は、壺中の仙境、永遠の極楽浄土を 意味します。壺中とは、「後漢書」の言い伝えによると、費長房と言う 男が壺の中に入って仙境に遊んだ。十日ほど経ったと思って現実の世界 に戻ると、十年が経ていた。禅では時間を超越した悟りの境地の喩え。 大意は、壺中天には仙境の別天地があり。もはや他に求めるものは何も ない、自足の境地をあらわしていると言われています。僭越ですが、 この掛け物を中心に、目出度い独楽の香合、寿棚(淡々斎宗匠が御大典 「昭和三年十一月十日」を祝してお作りにになった)に山水図、南京染 付けの水指を置き、(銘)長楽の茶杓、黒数印の茶碗、この目出度い組 み合わせで、今日の好き日を祝いたい、そのような気持ちが込められて いるのではないかと思います。 南京染付は、古染付けのことで、十七世紀(明末)中国の染付けを江戸 時代には南京染付けと称した。その為、箱書通り、今日の古染付けでは あるが、南京染付けと称しているのではないかと思います。

会     記

床、鵬雲斎大宗匠筆 壺中佳有山水、
花、武蔵鐙、
花 入、備前耳付 大宗匠箱            陶陽造
香 合、  独楽 大宗匠在判箱         十一代宗哲造
風炉先  亀甲松藤 大宗匠在判箱         吉兵衛造
風炉釜  松地紋切合                寒雉造                
棚    大宗匠好 寿棚
水 指  南京染付 山水の図
薄 器  菊桐蒔絵大棗 大宗匠在判箱      佐藤春帆造          
茶 杓  大宗匠作 銘 長楽
茶 碗  黒数印  銘 余徳 淡々斎箱 吉左衛門極 覚入造
替  玉の絵 大宗匠箱             永楽造
 替  朝鮮唐津 銘 唐錦 淡々斎箱      六兵衛造
蓋 置  三つ葉                  慶入作
建 水  大宗匠好 唐銅 唐草彫 大野芳光造
菓 子  松の実           花園製
器  古伊万里
煙草盆  玉林院型          一閑造  火入  志野
蓋 置  三つ葉                  慶入作
建 水  大宗匠好 唐銅 唐草彫 大野芳光造
菓 子  松の実           花園製
器  古伊万里
煙草盆  玉林院型          一閑造
 火入  志野

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薄茶席1

茶会の後で

薄茶席3

薄茶席4

皆様と1

皆様と2

皆様と3

風炉、水指、棚

両器、茶碗

箱書1

箱書2

点前座